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[コメント] ゲッタウェイ(1972/米)

強盗犯の夫とその妻。ペキンパーのアクション描写は言う迄も無く、夫婦の葛藤描写がとても印象的。アリ・マッグローは、日本人には受ける顔。とかなんとか、カッコイー作品です。
しど

マックィーンって私の小、中学生の頃の「ヒーロー」だったんですけど(笑)。

改めて見ると、結構、大味な演技なのか。それが逆に、この作品の全編に描かれる細かい「ギャグ」に凄くマッチしていて、隙の無い男って困るなぁ、とか思うけど、マックグロー(昔はこう発音してた)と離婚した辺りが隙なのかなぁ。

そういや、大学時代に片思いした女の子がマックグローに似てた(笑)。

ペキンパーのアクション描写も、変な強調も無く、気付かないくらい微妙なタイミングでスローモーションが随所に盛り込まれてる。加えて、冒頭の「羊」を始め、暗喩的表現もあちこち。ゴミ捨て場で寄り添う夫婦の絵が、凄く印象に残ったりなんかして。目を見張る程の驚きは無いけど、それゆえの黒澤並の面白さに大満足。

DVDで見直したんですが、出演者の役作りや撮影方法などのこだわりには時間をかけてるようで、映画全体に、隙の無い作りが感じられます。

(評価:★5)

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このコメントを気に入った人達 (1 人)ジャイアント白田[*]

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