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[コメント] ラブ・アクチュアリー(2003/英=米)

人を愛することは人生の基本。自分を捧げて、気分が傷つくのを恐れないのが本当の愛情。そんな「人生の基本」をちゃんと映画にして見せた、「オトナの映画」です。
ボイス母

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







彼女が池に飛び込む姿。その腰のタトゥー。 この一瞬が恋心に火をつける。なんて鮮やかな演出。 確かに、自分が恋に落ちた瞬間は、それから例え何十年経っても目に焼き付いて、消えることは無い。 その美しい鮮やかな一瞬。それさえあれば、何十年経っても恋の情熱はいつでも再び燃え上がり、その美しい思いを大切に永遠のものとして自分の中に封じ込め、「自分の愛しい人を大切にしたい」と願う心になれる。

もう、みんな、そんな些細だけど大切なことを忘れまくり(笑)

自分の親友の美しい新妻。それによせる思い。コレには一番泣かされた。 自分も似たような経験があるせいか、激しく泣けた。 勿論、だからといって、「じゃあ、今度、是非ともランチとベッドでもご一緒に」とはナラナイ絶対に。普通はね(あれ?「普通はなる」んだっけ??まあ、いいや。どうでも。ワシはナラナイ。夫を愛しているから)

「あなたのことは勿論スキだけど、恋人にはなれない。ワタシは結婚しているし、夫を愛している。愛している男性は夫一人だから。あなたとはいつまでも友だち」 勿論、ここで簡単にホイホイ寝ちゃう女だったら、相手の方もそこまでワタシに好意を持ってくださったりした訳ではナイとも思える(しょっているか?)

「この思いをどうか重荷に感じないで」その一言に盛大に泣かされた。 自分の心を捧げ尽くす恋という魔物の醍醐味。本当に美しい、人間の自己犠牲の一瞬。 人にどう思われても構わないという、美しい、自分を捧げるこの行為を世界中の人が平気な顔をしてやり遂げている。 本当に素晴らしい。ビバ、人類。

(なんで☆が4なのかというと、どうも首相ネタが今一つ二つ、説得力に欠ける気がしたので。アレではモニカ・ルインスキーと差が無い気がする)

あ、あと一つ、気になったこと。 「クラウディア・シーファーが来たらお前を家から追い出して家中でセックスしてやる!」って言う部分。 なかなか日本では思っていても大人は子供に面と向かってはこー言うことは言いませんな。 (言わないからってやらないんじゃ決してなくて、結局やるんですけど) 正直で大変、ヨロシイ。

(評価:★4)

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