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[コメント] ドラえもん のび太と雲の王国(1992/日)

武器に依る抑止力をメインテーマに掲げた力作。
す一

短編を膨らませる段階で、何かが藤子Fに取り付いたと思ってしまいたくなるような、異形の傑作。雲固めガスで空に土地を造ったのび太が他の雲の王国との戦いに巻き込まれ、そこに今までの短編で登場したキャラが総登場し、まるで「最終回?」と思わせるほどのテンションを醸成する。しかも挙げ句にドラえもんが「狂った挙げ句に自己犠牲の特攻」をやらかしたりと、全編に異常さと狂ったようなストーリーテリングが炸裂する。連載途中で藤子F氏が病気で倒れて、ラスト二回を絵物語で処理し(後に単行本化の際に加筆修正で完結。これも以降の作品が先に単行本かされたずっと後に欠番をうめる形で完成すると言う、まるで大友も真っ青の異常

(評価:★5)

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このコメントを気に入った人達 (3 人)dov skmt[*] バーボンボンバー[*]

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