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[コメント] 大怪獣出現(1957/米)

大怪獣、っていう響きにだまされちゃあいけませんよ。
荒馬大介

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







 ……「大」っていうほど大きくは無いから。大きく見積もっても、まあ5〜6メートルくらいしかなさそうである。あ、でも大魔神もそれくらいだからいいのか(笑)。

 それはさておき、本作に登場する怪獣はちょっと変わっている。大きな眼、動く顎、身体の表面を覆う殻。姿形は芋虫みたいだが、正体は何とデンデンムシの祖先に当たる生物なのだ。これでデンデンムシだと言われても、ちょっと困るが……。ではあるが、話はまとも。怪獣の姿をなかなか見せずに、同時にいろいろな登場人物の描写を描いていくあたりはモンスター・ホラー映画の定石を踏まえていて、バカにしたものでは無い。怪獣が卵を産んでいくらでも増える危険性がある、というのは、同じWOWOWでやっていた『放射能X』と類似しているが(アリの生態はまだしも、デンデンムシのそれなんて大して知られていないだろうが)、アリほどのインパクトは無いにせよ結構楽しめた。

 それにしても、水門に挟まれて死ぬ怪獣だなんて始めて観た。まあカタツムリだからしょうがないけど。

(評価:★3)

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このコメントを気に入った人達 (1 人)甘崎庵[*]

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