[コメント] ダンテズ・ピーク(1997/米)
アイレムソフトの野心作『絶体絶命都市』劇場版だと思えば腹も立つまい。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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説明しておくと『絶体絶命都市』とは、都市型自然災害に遭遇した主人公が、崩れ行く街の中で次々と襲い来る危機を乗り越えていくというアドベンチャー・アクションゲームのこと。一たび判断や操作を間違えると、建物の下敷きになったり高所から転落して即ゲームオーバーになる。もっともストーリーの展開上、ある程度行動は制限されたりするが……このゲームをやっている最中、フト気が付いた。
「何か、こんなハリウッド映画あったよなぁ……そうだ!」それが本作だった。
ストーリーの本筋は噴火に遭った街からの脱出であり、大都市ではないが『絶体絶命〜』と近いものがある。しかもその最中に、瓦礫が降り注ぐ街の中を突っ切ったり、崩壊しかかった橋を車で駆け抜けたり、迫り来る溶岩から逃げたり……。全てゲームのイベントになりそうである。もっとも『絶対絶命〜』の災難の多さはこれ以上だが。
あの『大脱走』ですらゲームになるのだから、いっそのこと本作もゲームにしてしまってはどうか。主演のピアース・ブロスナンも過去に『007/ナイトファイア』でゲーム出演しているのだから肖像権の問題は無いはず。次々起こるイベントの合間にCGで人間ドラマを描けば、映画をそのまま再現できるではないか!
……あ、待てよ。ひょっとして、ゲームと大差ないからハリウッドが飽きられたのか?
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