[コメント] クィーン・コング(1976/英=伊)
なんだ、ただ下らないと思っていたら、ラウレンティス版よりもはるかにマトモじゃないか。でも点数は同じにしました。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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ちょっとビックリしたのは、ハチャメチャなようでいて、実はオリジナル版(つまり元ネタ)に対する敬意がきちんとされていること。数々の設定や話の筋を比べてみれば一目瞭然だ。
映画を撮るために南の島に行くのも一緒。島で原住民達が祈りを捧げているのも一緒。コングが恐竜や巨鳥と戦うのも一緒(まあ本当ならプテラノドンだけど)。ガス弾で倒されるのも一緒。大都会へ連れて来られて大暴れするのも一緒。高い建造物に愛する人を手に握って上っていくのも一緒だ。
違うのは、女性と男性の立場が逆転している、ということ。それだけでも十分ギャグが成立しているのが凄い。最後に男が「コングを助けるべきだ!」と主張し、本当に助かってしまうという結末も、いうなれば逆パロディということになるか?
ただ残念だったのは、特撮のショボさもギャグにしてしまったこと。どうせだったらそういうところに手間ひまかけて、笑えるけど特撮も凄いパロディ映画とかを目指しても良かったのでは? あ、イタリアじゃ無理か。
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