★5 | ソニはご機嫌ななめ(2013/韓国) | 短気な自己チューで倫理観低そな彼女だが、一方で酒付き合いだけは良く止め処ないグダ喋りにも延々付き合ってくれてエッチ障壁も低い。そういうピンポイントのホン・サンス的理想に激しく同調する。ラストの鉢合わせは一応やっただけで本気でもなさそう。 | [投票(1)] |
★4 | ヘウォンの恋愛日記(2013/韓国) | 作劇常道では行き詰りの孤独地獄への転落を描くその一歩前のモラトリアムな瞬間をこそ淡々と綴る。此処ではない何処かへの逃避願望の切実をアイコンバーキンやスコセッシがシャレで被い救われる。悪意は隠蔽されマッコリ一杯の美味さを味わえばいい。 | [投票] |
★3 | バニシング 未解決事件(2021/仏=韓国) | 心に傷もつオルガが遠く韓国で事件に巻き込まれ傷を克服するというのが物語の本来の筈だが描き足りないので軸がぶれる。アングラ臓器売買のシステムと関与する人々が裾野を広げすぎな一方歪に精緻で時に大雑把。韓国人刑事との恋バナもホンマかよレベル。 | [投票] |
★3 | イントロダクション(2020/韓国) | 物語の序の部分だけを並べた3題噺なので、一体何故とかどうなるのとかの疑問は解題されなく抱擁という気障行為で無理くり韻を踏んで帳尻つけている。それがボンクラ顔のシン・ソクホによって為されるのがアンビバレントな脱力味。世事とは所詮そんなもの。 | [投票(1)] |