ヘンリック・ガレーンの映画ファンのコメント
プラーグの大学生(1926/独) ノスフェラトゥ(2024/米) 巨人ゴーレム(1920/独) 吸血鬼ノスフェラトゥ(1922/独)が好きな人 | ファンを表示する |
町田のコメント |
プラーグの大学生(1926/独) | 墜落と争乱を兆す小道具として、ガレーンはここでも一輪の花を用いている。それは興味深く印象的でもあったのだが、全般的には退屈さが勝っており、エピソードの取捨選択に失敗した脚本家=監督作品の、典型的な失敗例に終わっている。最低でも、あと20分は切れたはず。 | [投票] | |
巨人ゴーレム(1920/独) | 買物籠やおさげ髪、門前に戯れる少女達と云った童話的イメージを、人造の巨人ゴーレムと意図的に結びつけることによって、滑稽味や戦慄や、研ぎ済まされた詩的幻想美を次々生み出すことに成功している。ゴーレム誕生時の悪魔的映像表現も忘れ難い。監督として、俳優として、ヴェゲナーは素晴らしい表現者だ。単なる変わり者の親爺ではない。 | [投票(1)] | |
吸血鬼ノスフェラトゥ(1922/独) | 人気無い山路、晴天の廃城、薄暗い港町、船室の鼠たち・・・。ロケ中心のドキュメンタルなカメラに本当の恐怖が染み込んでいる。このジャンルの原典であり、その革命性は80余年を経た現在でも全く損われていない。ムルナウは不死である。 [review] | [投票(3)] |