鈴木淳評の映画ファンのコメント
キャンドルスティック(2025/日=台湾) 彼方からの手紙(2008/日) 樹の海(2004/日) カミュなんて知らない(2005/日) 9/10 ジュウブンノキュウ(2005/日) チルソクの夏(2003/日)が好きな人 | ファンを表示する |
ぽんしゅうのコメント |
樹の海(2004/日) | まず良心ありきという作者の下心が甘さとなって各逸話から終始透けて見え、人が命を賭けざるを得なくなるまでの思いや、生活や人生に対する洞察が足りず映画に深みを感じない。「今、人の生き死にの話しをしてるんだろうが!」と思わずこちらが叫びたくなる。 | [投票(1)] | |
カミュなんて知らない(2005/日) | 確かに人の心の深淵には己も気づかぬ得体の知れない衝動が潜んでいるもので、常識や規範に封印されたその非合理的衝動は、ある状況や思いが飽和点に達したときに誰にも解せぬ行動として日常の中に立ち現れる。心の不可視的深層に共振する軽やかだが不気味な映画だ。 [review] | [投票(5)] | |
チルソクの夏(2003/日) | 戸惑いや喜び、悲しみや決意のだびに見せる郁子(水谷妃里)の表情のなんと素直で瑞々しいこと。まさに無垢の輝き。しかし、何度も心地よい郷愁の世界にのめり込みそうになる私を、その度に引き戻すのは郷愁のために準備された仕掛け。哀しい矛盾だ。 [review] | [投票(7)] |