リチャード・コンテの映画ファンのコメント
ぽんしゅうのコメント |
オーシャンと十一人の仲間(1960/米) | あの『西部戦線異常なし』のルイス・マイルストン監督が撮るのだからと、重厚な犯罪映画を期待すると思いっきり肩すかしを喰らうシナトラ一家の軟派型アイドル映画。どうせなら、もっと歌と踊りで徹底的に楽しませてくれれば良いのに。ちょっと中途半端。 | [投票(1)] | |
ゴッドファーザー(1972/米) | マーロン・ブランドやアル・パチーノは確かに素晴らしいのだが、それが“上手な演技”としてしか伝わってこない。暴力への自信と過信、個々人の苦悩や葛藤、組織のかけ引きといった本来軸になるべき視点に物足りなさを感じてしまう。 | [投票(2)] | |
ビッグ・コンボ(1954/米) | ひたすら横柄で苦々しいボスリチャード・コンテや、ただ美しいだけの情婦ジーン・ウォレス、「補聴器ネタ」のために存在する卑屈な部下ブライアン・ドンレヴィに、意味なく不屈な刑事コーネル・ワイルド。そんなB級キャラが冴えるA級半ノワール。 | [投票] | |
都会の叫び(1948/米) | 決して予算は潤沢ではなさそうで、物語の展開にも奇をてらう派手さはない。ところが、次々に現れるキャラクターはつぶ立ち(女たちやイタリア一家!)で、どのシーンにもカメラ視点の変化や人物の仕草に仕掛けがあり必ず引っ掛かりを残す、というプロの映画屋の仕事。 | [投票(2)] |