★4 | 生きない(1998/日) | 秀逸な設定によって各キャラの背景を省略出来、その分12名という多くのキャラ描写に時間を割くことが出来た。しかも省略されたはずの背景が常にずしりと鉛玉が圧し掛かっているように画面を覆い尽くしている。これを演出・脚本の妙と言わずして何というのか。 | [投票(2)] |
★2 | 日本以外全部沈没(2006/日) | 筒井康隆原作は傑作だ。但しこの時期の映画化はあまりにも旬の時期を逸している。バブルの時代に撮ってこそナンボの作品じゃありませんか?今撮るなら『家畜人ヤプー』の映画化でしょう。 [review] | [投票(5)] |
★5 | 八月の濡れた砂(1971/日) | 作品自体はどうしようもない出来だが、虚脱感と汗と夏の太陽はストレートに伝わってくる。これだけで充分。『スワロウテイル』と同質の雰囲気を感じさせてくれる。ラストの主題歌を聞くだけでも観る価値は充分過ぎるのだ。 | [投票(2)] |
★4 | 飛び出せ!青春(1973/日) | 当然ベタベタの予定調和だが、ラスト「太陽がくれた季節」が聞こえる頃にはうっすらと涙が・・・それは決してノスタルジーの涙でも、感動・感涙・心の琴線といった奇麗事の涙じゃぁない。何か大人がどこかで無くしてしまった「落し物」があるんだ。 | [投票] |