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谷間小百合の映画ファンのコメント

女学生記(1941/日) 恋の風雲児(1953/日) 愛の世界 山猫とみの話(1943/日) 今ひとたびの(1947/日) 女の四季(1950/日) 新馬鹿時代(前篇・后篇)(1947/日) 戦争と平和(1947/日) わが愛は山の彼方に(1948/日) 南海の花束(1942/日) わかれ雲(1951/日) 獄門島(1949/日)が好きな人ファンを表示する

寒山拾得のコメント************

★4女学生記(1941/日)戦中の色んな発見がある女学生生態集。眼鏡の凸ちゃん教室でネズミ退治。猫の鳴き真似。箒で叩き潰すと平たくなる。花で埋葬。チュウ子の墓。こういう気楽な映画、好きだなあ。音楽も気楽で素敵。 [review][投票]
★4愛の世界 山猫とみの話(1943/日)凸ちゃんアイドル映画の秀作。山中彷徨の件は『ストロンボリ』を軽く凌駕、移動撮影がとても美しい。 [review][投票]
★5女の四季(1950/日)昔の映画は下層階級を描いてしばしば笑いものにするのであり、ついていけない気にさせられるのだが、本作の杉村春子の微妙な綱渡りは少し違うと思わされる。総体、彼女と若山セツコの住宅難は東宝争議のパロディなのだろう。 [review][投票]
★3新馬鹿時代(前篇・后篇)(1947/日)前半の闇屋取り締まる警官ロッパがやたら面白い。「公定価格の歌」をハモニカバックで歌って宣伝しても誰も聴いてくれないし、子供に「公定でグローブ売ってない」と怒られたりする。現状が喜劇でただ転記しているだけ、というのは喜劇の理想だ。 [review][投票]
★5戦争と平和(1947/日)美術はモノホンの迫力であり比類なく、水木しげるの戦争漫画の世界そのものだ。あの半焼したビルのリアルなこと。シュールレアリズムとは戦争においてはリアルである。 [review][投票]
★5わかれ雲(1951/日)穿った天邪鬼の生態考察で『愛撫』の変奏の趣。私もその気があるのでイタい映画だった。沢村契恵子好演。五所らしい脇役の活写も愉しくドラ娘倉田マユミが印象的。 [review][投票]