堅田喜三久の映画ファンのコメント
おこんじょうるり(1982/日)が好きな人 | ファンを表示する |
詩人の生涯(1974/日) |
しんしんと降り積もる雪。画面は静かで、空は重く、暗く、冷たい。人々の心はなおさら。あの、人の血の色をしたジャケツは、なんて鮮やかで、なんて優しさに満ちていたんだろう。春が待ち遠しいのは明るく、暖かだったからなんだ。 (にくじゃが) | [投票] | |
公房を絵解きするのではなく入念にトレースしただけの感がある。疲弊した老母の顛末はサディスティックでシュールだが、階級社会が降りしきる雪に覆われ消失する様は淡いロマン主義的な夢想であろう。切り絵がもたらす説話性が適合しすぎて意外性もない。 (けにろん) | [投票] |