マリエル・ヘミングウェイの映画ファンのコメント
ぽんしゅうのコメント |
マンハッタン(1979/米) | 心のゆとりをなくした男と女が、最後にすがるのは肉体の結びつきによる虚しい確認行為。疲弊した都市に蝕まれた精神の復興を、愛するマンハッタンに託したアレンの抵抗。もがく姿が悲しくも美しい。 | [投票] | |
地球は女で回ってる(1997/米) | アレンの『野いちご』は露骨で騒々しい。そして、それで何が悪いのだとばかり、思いどおり成就しなかった現実をあれこれ悔やみこそすれ、決して原因について反省などしない。『スターダスト・メモリー』から17年。ガキのまま初老の域に達した男の居直りの傑作。 | [投票(1)] | |
リップスティック(1976/米) | 軽快かつお洒落(しかもスローな曲はまるでフランス映画)なミシェル・ポルナレフの音楽と、マーゴ・ヘミングウェイのポッフな広告群が当時の最先端の風俗を醸す。ブチキレ女の暴挙が、一瞬にして快挙となるバイオレンスの昇華は圧巻であった。 [review] | [投票] |