帝国オーケストラ (2007/独)
Das Reichsorchester: Die Berliner Philharmoniker und der Nationalsozialismus
The Reichsorchester: The Berlin Philharmonic and the Third Reich
ベルリン・フィルと第三帝国 ドイツ帝国オーケストラ
あらすじ | ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団は、そもそもどの組織の支配下にも置かれない自由な気風で知られた誇り高い音楽家集団であった。しかし大恐慌後、楽団の収入源は格段に矮小化し、ここにおいて首席指揮者ヴィルヘルム・フルトヴェングラーは、旭日の勢いで台頭してきたナチの指導者アドルフ・ヒトラー及び、その元で宣伝相を務めるヨーゼフ・パウル・ゲッベルスの要請を受け入れ、第三帝国に於ける国営オーケストラとしての地位を受け取るに至った。これにより楽団は興隆するものの、楽団内にナチ党員が数を増やし、リーダー的な扱いを受けてきたユダヤ系ソリストが海外に亡命せざるを得ない空気が立ち込める。〔97分/カラー&モノクロ/スタンダード〕 [more] (水那岐) | [投票] |
★3 | 「ベルリン・フィルはドイツの縮図だった」というのは実に的を射た表現だ。ユダヤ人がおり、ナチ党員も籍を置いた。ナチ協力者も熱心なもの、生きるための手段と割り切るものと様々。そして戦死者も存在した。全てが人間だったのだなぁ、という当然といえば当然の感慨が胸に残る。 [review] (水那岐) | [投票] |
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計 | 1人 | 平均 ★3.0(* = 1) |