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イエローキッド (2009/日)

Yellow Kid

製作	原尭志
監督	真利子哲也
脚本	真利子哲也
撮影	青木穣
美術	保泉綾子
音楽	鈴木広志 / 大口俊輔
衣装	渡辺裕子
出演	遠藤要 / 岩瀬亮 / 波岡一喜 / 町田マリー / 玉井英棋 / 三浦力 / でんでん / 小野敦子

あらすじ

売れない漫画家の服部（岩瀬亮）は自作のモチーフを得るためボクシングジムを訪れる。そこは、彼の同級生で元世界チャンピオンの三国（波岡一喜）が所属していたジムであった。服部はそこで、田村（遠藤要）というトレーニング生と知り合う。田村は痴呆性の祖母（小野敦子）と２人暮らし、バイトもクビになり、ジムでは先輩の榎本（玉井英棋）のカツアゲのパシリ状態。鬱積する感情はやがて臨界点に達する。一方、服部は今では三国と同棲する元カノの麻奈（町田マリー）を訪ねるのだが…。監督真利子哲也の東京藝術大学院の修了作品として制作された長篇劇場映画デビュー作。 (けにろん)

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★4	多重に錯綜するルサンチマンが剃刀状のエッジで相互に切り合う皮膚感覚に鳥肌が立ちそうな前半であったが、それがカタルシスへ昇華せずどっかで見たような既定路線上でまとまってしまったのが惜しい。コミックとの連動も肝だとしてもテンポ悪化要因になった。 (けにろん)	[投票]
★3	老婆に送る田村（遠藤要）のやるせない視線。女に悪態を並べる服部（岩瀬亮）の小心。小悪党榎本（玉井英棋）の狡猾と会長（でんでん）の躊躇なき強圧。有無を言わさぬ三国（波岡一喜）の凶暴性。日常的リアル感漂う麻利子監督の「人の摩擦」の演出は注目に値する。 [review] (ぽんしゅう)	[投票(1)]

5点	0人
4点	1人	*
3点	3人	***
2点	1人	*
1点	0人
計	5人	平均 ★3.0(* = 1)

[この映画が好きな人]

マイナーな男と呼ばれて・・・ (ぽんしゅう)

[投票(17)]

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