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[あらすじ] ドリアン ドリアン(2000/仏=香港=中国)

大陸から一家で香港に流れてきた少女・ファン(マク・ワイファン)は、家族で皿洗いの仕事をしながら香港の裏通りに暮らしている。いつもそこを通る派手な格好の若い女性・イェン(チン・ハイルー)は、同じく大陸から出稼ぎの仕事に来ていた。仕事というのは売春のことだ。一日に十数人もの客をとることもある。それを知ってか知らずか、ファンはイェンに警戒心を隠さない。そんなことはお構いなしに毎日淡々と“仕事”をこなすイェンだが、やがて彼女のビザの期限が残りわずかになり、香港を去らなければならない時が刻々と迫ってくる。[117分/カラー/ヴィスタ]
Yasu

香港にこだわった作品を発表してきたフルーツ・チャン監督の第5作。台湾金馬獎で最優秀新人賞・最優秀女優賞・最優秀作品賞を、また香港電映金像賞では最優秀新人賞・最優秀脚本賞を受賞。

京劇にかけた夢に破れて香港に来るという主人公の役には、実際に少女時代から京劇の勉強を続けてきた大陸出身のチン・ハイルーが抜擢され、本作で映画デビューを飾った。

ちなみに監督によれば、『ドリアン ドリアン』(Durian Durian)というタイトルは、たまたま聴いていたデュラン・デュラン(Duran Duran、アメリカの人気バンド)からヒントを得たものであるらしい。

(評価:★3)

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