[あらすじ] 松川事件(1961/日)
昭和二十四年八月十七日午前三時九分頃、東北本線金谷川〜松川間(福島県)で脱線
転覆事故が
発生し、乗務員三名が死亡した。線路の継ぎ目板が何者かに外されていたのだ。翌十
八日、増田官房長官は思想犯によるものと発言。折りしも国鉄の人員整理案に反対す
る
労働運動が激化していた。「赤間が事件前日に転覆事故が起きると言って
いた」という証言を元に九月十日、元国労・元保線工夫の赤間勝美(小沢弘治)が逮捕さ
れた。警察の吉田部長(西村晃)による執拗な取調べに赤間は次第に追い詰められ…。そして
事件は弁護団(宇野重吉、宇津井健、下元勉、千田是也)vs検察(多々良純)の法廷へ。
冒頭の音楽はショスタコーヴィチの交響曲第5番「革命」
映画化券を売って資金を集めた、という説明あり。
1949年7月下山事件、7月三鷹事件、そして8月松川事件と立て続けに国労・共産党系の関与が疑われる 未解決事件が起こった。
結局、世間は共産主義は暴力的とのイメージをもち、反共の流れを作り、反共戦争で ある朝鮮戦争やむなしの世論へ傾いた。
こくぞうさまの祭り=黒岩虚空蔵尊例祭。
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