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[あらすじ] バティニョールおじさん(2002/仏)

1942年、ドイツ占領下のパリでは、市民まで動員する、ユダヤ人検挙が行われていた。貧しいながらも、かたぎに肉屋を営むエドモンド・バティニョールの家には、食えない劇作家のピエールが居候している。この男は、娘の婚約者でもあり、対独協力者である。ある朝、肉屋では、ハムが盗まれて大騒ぎになり、同じ時、隣に住むユダヤ人のバーンスタイン一家は、スイスへ亡命するためにあわただしく車に乗り込もうとしていた。ピエールは、そのどさくさを巧みに利用して、バーンスタイン一家の逃亡をSSに通報するのだった。そんなこととは知らず、ピエールにそそのかされ、ちょうど息子シモンのバイオリンをとりに家へ戻ったバーンスタイン医師をハムのことで無意味に問い詰め、引止め役をしてしまったのは、ほかならぬエドモンドだったのだ。こんな、後味の悪いある朝の出来事から物語りは始まる。
(★4 kazby)

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