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[あらすじ] 西部開拓史(1962/米)

1830年代から50年間にわたる西部開拓史を、開拓一家の長女イーブ(キャロル・ベイカー)と次女リリス(デビー・レイノルズ)の波乱に満ちた人生と重ね合わせ、3代にわたって五つのエピソードで描いたシネラマ大作。他にジェームズ・スチュアートグレゴリー・ペックジョン・ウェインリチャード・ウィドマークヘンリー・フォンダカール・マルデンなど西部劇スターが総出演。監督もヘンリー・ハサウェイジョン・フォードジョージ・マーシャルの3人が担当。アカデミー賞オリジナル脚本賞、サウンド賞、編集賞受賞作品。(166分)
ぽんしゅう

■第1話・・・ヘンリー・ハサウェイ監督

1830年代の終わり頃、ニューイングランドの農民プレスコット(カール・マルデン)は、妻レベッカ(アグネス・ムーアヘッド)、長女イーブ(キャロル・ベイカー)、次女リリス(デビー・レイノルズ)の一家を連れてオハイオ川流域の肥沃な土地を求め開拓の旅へといかだで出発した。ある夜、川岸のキャンプ地に現れた野性味あふれる毛皮商のライナス(ジェームズ・スチュアート)に、イーブは一目ぼれしてしまう。しかしその後、残忍な河賊一味と荒れ狂う激流が一家に不幸をもたらすことになる。

■第2話・・・ヘンリー・ハサウェイ監督

10年後、セントルイスのキャバレー歌手になっていたリリス(デビー・レイノルズ)のもとに、かつてのパトロンが亡くなり金鉱の相続話が舞い込んだ。これに、店の常連客で賭博師のベイレン(グレゴリー・ペック)は目をつけ、彼女とともに幌馬車隊に便乗し金鉱目指して西へと旅立つ。しかし、彼女に好意を持っていた幌馬車隊の隊長モーガン(ロバート・ブレストン)によって、ベイレンのたくらみはすぐに見抜かれてしまった。そんなとき、隊はインディアンの急襲に合いベイレンが傷を負ってしまう。

■第3話・・・ジョン・フォード監督

一方、ライナス(ジェームズ・スチュアート)との間に2人の息子をもうけ、幸せに暮らしていたイーブ(キャロル・ベイカー)のもとにも南北戦争の足音が忍び寄る。すでにライナスは出兵しており、続いて長男のゼブ(ジョージ・ペパード)までもが彼女の反対を押しり戦場へと旅立っていた。セブは戦地で敵方の南軍の脱走兵と知り合い、さらに北軍のシャーマン将軍(ジョン・ウェイン)とグラント将軍(ヘンリー・モーガン)を見かける。そして、それがセブに思わぬ悲劇をもたらすことになる。

■第4話・・・ジョージ・マーシャル監督

1860年代の終り。騎兵隊の中尉となっていたセブ(ジョージ・ペパード)は、ユニオン・パシフィック鉄道の大陸横断工事をインディアンの襲撃から守る任務に就いていた。そこでセブは、最短距離をとるためにインディアンの食糧供給路を通ることを主張する鉄道建設所長のマイク(リチャード・ウィドマーク)と、インディアンの生活を良く知りそれに反対する野牛狩りの男ジェスロ(ヘンリー・フォンダ)の対立に巻き込まれ、強引なマイクの策略のせいでインディアンたちの怒りをかってしまう。

■第5話・・・ヘンリー・ハサウェイ監督

1880年代の終わり。未だ西部には法と秩序は確立されていなかった。夫を亡くしたリリス(デビー・レイノルズ)は、多額の借金を清算するため豪華な邸を手放しアリゾナ州に移り住み、保安官となった甥のゼブ(ジョージ・ペパード)とその妻ジュリー(キャロリン・ジョーンズ)と再会する。しかし、喜びを分かち合う間もなく保安官のゼブは列車強盗ガント(イーライ・ウォラック)一味との激しい銃撃戦に巻き込まれてしまった。

(評価:★3)

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