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[あらすじ] ボリシェビキの国におけるウエスト氏の異常な冒険(1924/露)

モスクワへの視察旅行を命ぜられた某YMCA会長ウェスト氏(P・ポドベド) 。ソ連は凶暴なボリシェビキの巣窟である −そんな風評に惧れを成した彼は、護衛としてカウボーイのジュディ(B・バルネット)を雇い入れる。しかし着任早々彼は凶悪な窃盗誘拐団「伯爵一味」(プドフキン、ホフロフ、コマロフら)に目をつけられてしまう。 ソ連の最古参実験映像作家レフ・クレショフと弟子たちが創設した「クレショフ工房」の第一回作品。<ゴスキノ/60分/白黒/サイレント/35mm>
町田

「クレショフ工房」には、後の大監督フセボロド・プドフキンや、ボリス・バルネットセルゲイ・コマロフの他、クレショフの妻で死後も主人を支えた女傑アレクサンドラ・ホフロワが居た。ソ連に於けるモンタージュ理論の先駆者で、舞台的演技を嫌い役者を「モデル」と呼んだクレショフは、’30年代までアメリカのドタバタ喜劇を基にした作品を取り続けた。しかし第一次時五カ年計画が始まる頃には、国策に沿わないとの理由から実製作権を奪われ、映画教師として不遇のうちにその障害を閉じた。

(評価:★3)

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