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[あらすじ] 青い凧(1993/中国)

1953年の北京で、シューチュアン(樹娟、ルー・リーピン)とシャオロン(少竜、プー・ツンシン)が結婚する。やがて息子・ティエトウ(鉄頭)が生まれ、幸せを絵に描いたような家族だったが、やがてシャオロンが共産党によって強制労働に送られ、やがて亡くなる。シューチュアンはシャオロンの友人・リー(リー・シュエチャン)と再婚するが、彼も病を得てほどなく世を去ってしまう。シューチュアンはティエトウのため、三度目の結婚をすることを決めるのだった。[138分/カラー/ヴィスタ]
Yasu

本作は中国当局の審査を無視して東京国際映画祭に出品された。文革の時代に直接的に踏み込むその内容のため、映画祭に出席した中国代表団は本作を中国代表作品として認めることを拒み、会期途中で帰国してしまったという。

最終的に本作はグランプリ・最優秀女優賞を受賞したが、ティエン・チュアンチュアン監督はその後3年間映画製作を禁止され、結果的に9年後の『春の惑い』まで作品を撮る機会に恵まれなかった。また、本作もいまだ本国では上映が許可されていない。

(評価:★4)

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