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[あらすじ] 新源氏物語(1963/日)

時は平安時代、場所は宮中。桐壺(きりつぼ:寿美花代)は低い身分ではあったが、帝の御寵愛を一身に受け、一子を産む。が産後の肥立ちが悪く、他界。その子はその名の通り、立派で美しく成長した。光源氏(市川雷蔵)である。美貌と口八丁の彼は、いろんな所で浮名を流した。六条の御息所(みやすどころ:中田康子)もその1人である。彼女は今でいう熟女であるが、光の愛を掴んだと自惚れていた。が、光が右大臣の娘、葵(若尾文子)と婚約することが発表された。(まだまだ続きます)
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六条だけでなく世の女の妬み、失望は多かったが、今光の心を占めていたのは葵ではなく、いつか垣間見た女御にょうご、藤壺(ふじつぼ:寿美花代の二役)だった。亡き母上に生き写しという藤壺に、光は会いたい思いが募って行く。が帝の想い人では、どうにもならぬ。ダメと言われると尚更燃え上がる恋心・・・。

苦しむ光を見て、従者惟光(大辻伺郎)が裏から手を回して一夜忍び込める手配をした。そして光は藤壺―言ってみれば義理の母になる―と関係を持ってしまう。

一方、右大臣(千田是也)とその妹、弘徽殿の女御(水戸光子)は、権力を持つ左大臣(丸山修)一派を追い落とそうと東宮(皇太子:島一男)の妃に自分の娘、朧月夜(中村玉緒)を、と画策していた。しかしやんちゃな朧月夜は光に執心し始める・・・。102分

川口松太郎原作「新源氏物語」の映画化。昭和63年芸術祭参加作品。

(評価:★3)

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