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[あらすじ] 月世界の女(1929/独)

マンフェルト教授(クラウス・ポール)が「月には金鉱がある」という学説を発表して数十年後、教授の弟子で科学者のヘリウス(ヴィリー・フリッチュ)は、その説を実証すべく月への飛行を計画していた。しかし彼の意に反し、親友のヴィンデガー(グスタフ・フォン・ヴァンゲンハイム)とその婚約者フリーデ(ゲルダ・マウルス)、金儲けを企むターナー(フリッツ・ラスプ)なる男らもこの計画に巻き込むことになる。かくして、月面へ向けてロケットは打ち上げられる…。[148分/モノクロ/スタンダード]
Yasu

フリッツ・ラングのサイレント最終作。当時のドイツで最先端の学者らが科学的考証を担当し、ロケットに液体燃料を使用することや、宇宙空間での無重力状態などが初めて映画の中で描かれた。また、ロケット発射の際にカウントダウンを行なうのも、本作で考え出された演出である。

後にナチスが戦争用ロケットの開発を始めた際、本作のロケットがあまりに似すぎていたため、機密保持のため撮影に使われたモデルを破棄した上、作品自体も公開を禁じられたというエピソードもある。

(評価:★4)

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