片目のリーダー、ディックが出迎える。お互いに適当に挨拶をする―いや食事はいい、自前で勝手にするから。有難う―。3人は向こうの方で、野宿の用意をする。「あいつら、やはり･･･」「そうみたいだな」「朝になったら早々に出発しよう」。

と言っていたが、翌朝馬に鞍を置いたところで、声がした、「周りは包囲した。そこの3人、手を挙げろ。小屋の中の者たちも手を挙げて出て来い！」。地域の保安隊だった。3人は手を挙げたが、小屋からは出てくる気配はない。「撃て！」と銃撃戦が始まった。3人は灌木に隠れる。飛び交う銃弾。「こりゃ、一緒に殺されるぜ」。「後ろのあの丘まで馬で行くんだ」。3人は馬に飛び乗り、駆け出すが･･･。騒動に巻き込まれてしまった3人の運命は？82分

一部でカルトとか伝説とかいわれる映画作家モンテ・ヘルマン(2010年ヴェネチア映画祭生涯功労賞受賞)の西部劇作品。