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[あらすじ] 小早川家の秋(1961/日)

灘の造り酒屋・小早川家の当主、万兵衛(中村鴈治郎)は競輪の好きな好々爺。しかし、最近何だか様子がおかしい。こっそり支度をしてはいそいそと出ていくようだ。やがて長女・文子(新珠三千代)とその夫(小林桂樹)は、万兵衛が出かけていく先が、かつての愛人(浪花千栄子)のところだということを知る。この万兵衛老人の姿と、亡くなった長男の未亡人・秋子(原節子)の再婚話、次女・紀子(司葉子)の縁談とが絡められて描かれる。[103分/カラー/スタンダード]
Yasu

松竹で製作した前作『秋日和』で司葉子を東宝から借りたため、その見返りとして小津安二郎監督が東宝系列の宝塚映画に出向して撮った作品。小津監督の演出方法に慣れない東宝の俳優、とりわけ森繁久彌などは「こちらの自由に演じさせてくれない」と不満たらたらだったという。

なお、タイトルの「小早川」は「こはやがわ」と読む。

(評価:★5)

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このあらすじを気に入った人達 (2 人)KEI AKINDO

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