[あらすじ] 忠次旅日記(1927/日)
第一部「甲州殺陣篇」 :逃亡中の国定忠次が命を助けられた水晶掘りの姉弟を悪者から守る話(ウィキペディア要約)。尚、下記解説のように第一部は2015年現在現存していないというか未発見である。 第二部「信州血笑篇」 :役人に追われ逃亡の旅を続ける忠次は勘太郎という子を連れている。その子の行末を思い、忠次は顔役の壁安衛門に預かってもらおうとするが「昔の立派な忠次親分ならまだしも、子分が盗っ人を働くような親分のいう事は聞けない」と言われる。怒る忠次「人は斬っても子分は斬らねぇと言われた親分子分の結び付きだ。親分を辱めるようなマネをするはずがねぇ!」と。それを聞いて壁安は承知をするのだが、その時・・・
その時・・・店先に盗っ人達が押し入っていた。何事かと席を立つ壁安。現れた盗っ人「俺は国定忠次だ。金を出せ!」少し思案をして壁安は「分かった」と言って金子を出す。騒ぎを聞いて忠次も少し遅れて店先に顔を出すが、唖然とする。子分たちだったのだ。しかし、何故金子を渡したのか?壁安は言う「あんたの子分たちへの思いを壊したくなかった」、そして・・・。
第三部「御用篇」 :逃亡の旅を続ける忠次は長岡の造り酒屋沢田屋の番頭定吉として働いていた。沢田屋の一人息子は遊女信夫に入れ込んでおり、別の町で一緒になろうと、ある日店の金を持って2人で逃げる。が、その裏には信夫とつるんだ悪者音蔵親分がおり、息子は町はずれの河原で刺される。異変に気付いた忠次は何とか息子を助け、その足で音蔵一家に乗り込む。身分を明かし、金を取り戻した忠次ではあったが、沢田屋には居れなくなった。程なくして掛かる追っ手。持病の中風が出て右腕が効かなくなった忠次は山中で捕まってしまう。が、子分たちが奪還計画を練っていた・・・。
[解説] 永らく「幻の無声映画」といわれてきたが、1991年広島で第二部の1部と第三部の大部分が「忠次三部曲」というタイトルで発見された。残存する資料と照らし合わせ「忠次旅日記」に間違いないという事になり、そして東京国立近代美術館フィルムセンター(TFC)で復元された。
キネマ旬報社実施の1999年「オールタイム・ベストテン日本編」14位。2009年「オールタイムベスト映画遺産日本編」にも選ばれている。
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