[あらすじ] 平手造酒(1951/日)
千葉周作(月形龍之介)の道場で鍛え上げられ、代稽古を任されるまでに剣士として成長した平手造酒(山村聰)は、仕官のための試合での八百長をも拒む生真面目さが祟って、浪人暮らしを強いられていた。そんな彼が芸者・増次(花井蘭子)に入れあげたり、酒に自らを委ね乱暴狼藉を働いていることを師は諌める。しかし喀血を伴う病に冒されていた平手は、千葉師範の言葉に耳を貸さず、増次の江戸を捨ててどこかに行きたいとの吐露に動かされて、行方も知れぬ旅に出る。いつしか街道筋のヤクザ者の用心棒に身を落とした平手の病は、酒では誤魔化しきれぬほどに酷くなっていた。〔64分/モノクロ/スタンダード〕
(水那岐)
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