[あらすじ] ミックマック(2009/仏)
レンタルビデオ店に勤める変わり者バジル。ある夜、彼は銃撃事件に巻き込まれ、頭部に流れ弾を受けてしまう。一命を取りとめ、植物状態も免れたものの、頭部には銃弾が残り、棺桶に片脚突っ込んだ身の上に。加えて昏睡から目覚めてみれば仕事も家もなくなっていた。奇しくも彼の父も中東で地雷撤去に従事する最中に命を落とした「とばっちり」の犠牲者。そんな彼を救ったのはスクラップの吹き溜まりに隠れ住む奇妙な才人集団(「7人」)。そんな中、彼は「銃弾」「地雷」それぞれを生産した二大軍事企業が向かい合って競合している事実を偶然知る。バジルは持ち前の想像力を駆使し、才人集団と廃品の力を借りて仇敵への「復讐」を誓う・・・「一味」の武器は「アイデア」と「ユーモア」。すなわち「悪戯」。
原題"Micmacs a tire-larigot" オランダ語mutemacque(ミュートマック=反乱)をtic-tac(チックタック)という語感にもじったもの。 a tire-larigot は「たらふく」の意。
ジャン・ピエール・ジュネ長編第6作。フランス映画祭2010オープニング作品。
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