[あらすじ] ラストムービー(1971/米)
映画のスタントマンを務めるカンザス(デニス・ホッパー)は、ペルー高地の街に足を運んでいた。ここでウェスタン映画を撮るサミュエル・フラー監督のチームに彼は加わったのだ。だが、映画撮影という行為をよく理解しておらず、偽闘で倒れた撃たれ役をも心配する現地民をよそに、スタッフは乱痴気騒ぎに毎夜身をさらし、カンザスの嫌悪を誘うのだった。そんな撮影日も過ぎ、この穏やかな街に居残ろうと決めた彼は、スタッフが現地でスカウトしたマリア(ステラ・ガルシア)とともに居を構える。しかし、映画撮影時の行動を祝祭のように理解した現地民は、街を挙げて「最後の映画」をリアリズムに徹して再現しはじめるのだった。〔108分〕
『イージー・ライダー』に続き監督を務めたデニス・ホッパーの監督作品だが、製作者側の期待する娯楽アクション作品どころかアーティスティックで難解な作品と見られ、再撮影を求められたもののホッパーに呆気なく断られたことから、この作品はほぼお蔵入り状態に扱われた一作となった。ホッパー自身も映画よりしばらく距離をおくこととなった「呪われた作品」である。
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