[あらすじ] オーソン・ウェルズのオセロ(1952/米=仏=伊=モロッコ)
幾多の戦で手柄を立てたヴェニスの将軍オセロ(オーソン・ウェルズ)は貴族の娘デズデモーナ(シュザンヌ・クルーティエ)と結婚する。オセロにはイアーゴーという名の部下がいたが、これが実に悪賢い人物で、オセローの前では忠実なふりを装いながら密かに彼の成功を妬み、彼の失脚をもくろんでいた。まず手始めに副官のキャシオに罠を掛けその地位を失わせたのちキャシオとデズデモーナとの仲が怪しいとオセロに仄めかす。それを信じて苦悩するオセロ、否定しても信じてくれず途方にくれるデズデモーナ、ほくそえむイアーゴー。そして悲劇が訪れる…
嫉妬と裏切り、そして不信。人間の弱さを描いたあまりにも有名なシェイクスピア四大悲劇のひとつ『オセロ』の映画化。
『黒い罠』のオーソン・ウェルズが監督・製作・脚本・主演を担当。製作資金調達が難航したため四年間かけてモロッコで撮影された。
1952年にカンヌ映画祭でグランプリを受賞しながら1955年にアメリカで短期間公開された後、ネガが紛失し二度と日の目を見ないと思われていたが、20世紀FOXの倉庫にしまい忘れられていたネガが奇跡的に発見され、ドルビー仕様で修復、1992年に40年ぶりにスクリーンに蘇ったそうです。
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