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[あらすじ] 暖簾(1958/日)

大阪の老舗昆布商の商魂を親子二代に渡って綴った山崎豊子の作家デビュー作を川島雄三が映画化。主演森繁久彌が二役を演じている。 船場の老舗昆布商「浪花屋」(中村鴈治郎)から暖簾別けを許された叩き上げの奉公人・吾平(森繁)はその条件として本家筋の娘・千代(山田五十鈴)と本意でない祝言を挙げる。「何事堪忍」。吾平は幼馴染のお松(乙羽)への気持ちを引きずりながらも、利発で働き者の千代と二人三脚で店を盛り立てていくが…。<東京映画(東宝)/123分/白黒/スコープ>
町田

原作者山崎豊子は大阪船場の昆布商家の生まれ。京都女子大国文科卒業後、毎日新聞社大阪本社に入社、調査部から学芸部へ移り、当時ここの副部長を務めていた井上靖の師事を受け小説を書き始める。『暖簾』は昭和37年(映画公開の前年)に発表された彼女のデビュー作で、直木賞を受賞した翌年の『花のれん』(豊田四郎監督で映画化)、『ぼんち』(市川崑監督で映画化)と並ぶ初期代表作である。

(評価:★4)

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このあらすじを気に入った人達 (1 人)ジャイアント白田

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