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[あらすじ] 墨東綺譚(1992/日)

大学教授・永井荷風(津川雅彦)は庶民の遊興を好み、毎夜玉の井の娼窟に出かけては女遊びにうつつを抜かすのが常であった。ある雪の日、荷風の傘のなかに入って店まで送ってくれ、とねだるひとりの娼婦が現われる。若いときのいざこざで目に刀傷を受け、色眼鏡をかけている女主人とふたりで商売をしているというその娘は、名をお雪(墨田ユキ)といった。我が子のような年齢のお雪と遊ぶうちに荷風は彼女に心底惚れるが、その年齢差ゆえに本気になってはいけない、と身を引こうとする。だが彼女を娶りたいと誓った日、空襲が空を紅く染めるのだった。…原作の小説家を荷風本人にアレンジした新藤兼人の野心作。〔東宝=ATG・117分・カラー〕
(★4 水那岐)

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