[あらすじ] ブルックリン横丁(1945/米)
米、下町ブルックリンの古アパートに住む貧しい一家。パパのジョニー(ジェームズ・ダン)は‘歌う給仕’として酒場で働いていた。ママのケイティ(ドロシー・マクガイア)はこのアパートの拭き掃除をしている。私はフランシー(ペギー・アン・ガーナー)といい、勉強が好きなというより何でも知りたいと思っている女の子だ。私と弟ニーリーは、毎土曜は町で鉄クズを拾い業者に持っていく。家計も助かるし、好きなお菓子も買えるからだ。パパはいつか自慢ののどで歌手になりたいと言っている。今日も客に褒められた、といつも酔っぱらって帰って来て、そう言う。(まだまだ続きます)
もう少しで運が向いてくる、と私もそう思う。しかし、ママはそう思っていないようで、パパが酔っ払って帰ってくると、いつも不機嫌だ。
ママは毎月保険金を支払っている。「貧しくとも、こういう事はちゃんとしとくものよ」と言って笑っている。
先日パパは外でトラブルに巻き込まれ、警官マクシェーン(ロイド・ノーラン)と一緒に帰ってきた。その時のママは毅然としていた。警官は、分かりましたと言って帰って行った。
今日パパと散歩に行った。山手の方に行くと、大きな家が立ち並んでいて、学校―私の通っている騒がしい学校とは違う―では、皆静かに勉強していた。私もこんな学校に通いたいなぁと言ったら、パパが「さっきの大きな家の住所に住んでいることにして、転校届を出してみよう」続けて、「よこしまな心でない嘘ならいいんだよ」とも言った。
しかしこの転校が、貧しいなりに楽しく過ごしていた家庭に変化を与えていくことになる。そしてその先に有るものは・・・、128分。
巨匠エリア・カザンの第1回監督作品。アカデミー2部門受賞。助演男優賞(ジェームズ・ダン)と特別賞―傑出した子役として―(ペギー・アン・ガーナー)。ノミネートは1部門(脚色賞―原作がベティ・スミスの長編小説)だった。
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