[あらすじ] イヴの総て(1950/米)
そう、演劇の頂点まで駆け上がったラッキーガールはこうして誕生する。
10月の霧雨の降る夜にカレンは一人の少女を探していた。いつも楽屋口に立っている少女を・・・。戸口の影から少女がカレンに声を掛ける。「あの、あなたは女優のマーゴさんのお友達ですよねぇ?」この少女の事が気になっていたカレンはマーゴに会わせたくなる。舞台裏のステージを見る少女は「良い臭い・・・この劇場には魔法の香水の臭いがするわ。」本当にこの少女はなんて可愛いのだろうか!
一方カレンはマーゴにファンを連れてきたと話すが、「お断りよ!とっとと帰ってもらって」と傲慢な態度。しかし、いつも見に来ているレインコートの変な帽子を被った子だと知り、会うことに・・・。普通の演技なんてつまらない、そうだ旦那を銃でぶッ殺す役がいいわ!なんて熱弁する所にマーゴの性格が現れている。
自己紹介を済ませ「あなた、なんで私の芝居を見に来るの?」とマーゴは聞く。イヴはマーゴが良い劇を選ぶからと答え、自分の過去を話す事になる。「真実は小説よりも奇なり!」と視聴するマーゴの目には溢れんばかりの涙。すっかりイヴを気に入ったマーゴは彼女を自分の付き人として側に置くことにする。
もう、お金を払って演劇を見ないですむ。そして、憧れの女優が目の前に。イヴも子供の頃から演劇をこよなく愛していた。ビール工場で普通に働いていたが「私の進めべき道はこんなんじゃないわ!」という理由で辞めていた。そんなイヴの本当の夢とは・・・。
のちに繰り広げられる人間群像はまさに必見!人間の綺麗な部分、醜い部分が鮮明に描き出されている名作です。そして、演劇を愛する者達のシンデレラストーリーとも言える作品ではないでしょうか?
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