[あらすじ] ラスト・オブ・イングランド(1987/英)
あらすじも何も監督自らが「ストーリーはありません。ちょっとしたラヴストーリーはありますが。セリフもない。1920年代の後半に誰かが無声映画にこれを持ち込んで、以来、映画は拘束されるようになってしまった。」と語る物語のない(けれど饒舌な詩を内包した)映画。すでにAIDSにおかされていた監督自身の現在の姿と、彼の祖父母が家庭用ビデオで撮影したという20年代末の中流家庭の様子、ロンドン郊外等の廃墟やそこをさまよう青年、そして、ちっともハッピーじゃない近未来の暴力的イメージ。サイモン・ターナーの音楽とともに様々な美が押し寄せ通り過ぎてゆく、めくるめく87分。この象徴的なタイトルは「ヴィクトリアン・バリューズ」から「ザ・デッド・シー」、「G.B.H(内容に問題あり、という意味らしい)」と変遷した結果、決定したものとのこと。
(tredair)
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