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[あらすじ] ナサリン(1958/メキシコ)

メキシコのスラム街。そこで暮らしてこそ真の信仰を得られると信じる神父ナサリンは、誰でも出入り自由なアパートに住み、いつも大勢の人々に囲まれている…、と始まると何やら心温まる話のようだが、これはそんなに甘い話ではない。匿ってほしいとやって来た殺人犯のアンダラを部屋に通したことで彼はトラブルに巻き込まれ、その後は彼女と、途中から加わるもう一人の女ベアトリスと一緒に、受難続きの巡礼の旅をすることになるのだ…。主人公が神父ということもあり宗教的な見解で語られることが多いが、ブニュエル本人は「この映画はカトリック的でも反カトリック的でもない。」と述べている。原作は、『哀しみのトリスターナ』と同じくベニト=ペレス・ガルドスで、ブニュエルは亡命中に彼の作品にはまったとのこと。94分。
(★4 tredair)

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