[あらすじ] ざくろの色(1968/露)
カフカス(黒海とカスピ海に挟まれた地域で、一般的にはアルメニア、グルジア、アゼルバイジャン各国を指す。コーカサスと呼ばれることも多い)の文学史には必ずその名が登場するという18世紀の吟遊詩人、サヤト・ノヴァ。彼の数奇な生涯にオマージュを捧げ、彼の残した詩の断片をちりばめ制作された色彩豊かな73分。詩人の幼年時代から始まり、創作活動や悲恋、信仰、老いなどを経て最後は死に至るまでを、8章の絢爛な映像詩で構成してある。本作は、当時の政治状況などから公開まで何年も費やされたそうで、監督のパラジャーノフ自身も弾圧を受け何年も投獄されている。ゴダールの『パッション』は、この作品に影響を受けた作品であるとのこと。
(tredair)
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