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[あらすじ] 黒い絨氈(1954/米)

1901年南アメリカ。ニューオーリンズ出身のジョアナ(エレノア・パーカー)は代理結婚をしてジャングルの奥地に住む夫レニンジェン(チャールトン・へストン)を訪ねる。初めて会う夫に期待と不安を隠せない容姿華麗なジョアナ。しかし、それ以上にあまりにも違う文化と群衆に目を疑ってしまう。そこへ現れた夫の第一召使いインチャカがジョアナを屋敷へ案内する。だが、屋敷内にも夫の姿はなかった。ジャングルで一仕事を終えレニンジェンが帰宅する。初めて見る妻を目の前にして彼は自分の姿を非に思う。苦労を重ね自分の国を築き上げた男は、幸せな家庭を願うが縁がなかった。さて、この結婚は上手くいくのでしょうか?
かっきー

妻にも召使いザラが共につく。「あなた、英語はできるの?」「ハイ、奥様」安心するジョアナ。「仲良くしましょうね」「ハイ、奥様」ニッコリ微笑むジョアナ。「主人は何処にいるの?」「ハイ、奥様」・・・?疑問に思うジョアナ。「英語はそれだけ?」「ハイ、奥様」・・・(^。^;)

ジョアナは夫を愛する自信を持って結婚を決意した。しかし、レニンジェンは彼女にはこの地と自分には合わないと言う。そして二人は更に討論を続ける。その結果、夫は妻が完璧過ぎるため欠点を探して安心したいのだとジョアナは彼を攻撃する。反撃で彼は男をどれだけ知っているのかと聞き返す。現代ならば結婚前にやりあう一シーンね。

その後、彼は妻に文化や風習の違いを様々見せつけ故郷へ返そうとする。だが、ある意味ではそれが彼の優しさでもあった。互いに激情するにつれ二人の間の距離は縮まりゆく。気持ちを理解するゆえ新たなる感情が芽生えていったのだが・・・。頑固な男と短気な女、似たもの同士思考が窺えます。

タイトルと何の関係が?住民部族が黒いから?そうではありません。気になる方はどうぞビデオでお楽しみ下さい。美しい女性を目の前にした、仕事きっちり・・・だけ男の、愛を知らずに結婚してしまった珍しいお話です。

(評価:★4)

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