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[あらすじ] ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃(2001/日)

ゴジラ日本上陸から50年、米原潜事故現場で巨大な背びれが目撃された。立花海准将(宇崎竜童)はゴジラと判断し警告を促すが、上層部は混乱回避とゴジラ駆逐の経歴を挙げて軽視され、危惧を抱く。一方国内では妙高山、池田湖で奇怪な事件が発生。立花の娘でオカルト専門局・BSデジタルQの一員・由里(新山千春)は、事件現場と民間伝承「護国聖獣伝記」にある地点との一致に気付く。さらに彼女は富士で謎の老人(天本英世)と接触。彼は言う。「ゴジラは戦没者達の残留思念が憑依している!今こそ大和の護り神を蘇らせるのだ!」やがてゴジラは日本に再上陸、そして3頭の聖獣達も目覚め始めた……。
荒馬大介

 企画当初の題名は「ゴジラ×バラゴン・バラン・アンギラス 大怪獣総攻撃」。ヤマト聖獣は本来この3匹が登場する予定で、既に品田冬樹氏による雛形も完成していたが、東宝サイドからの提言で怪獣自体のスター性を重視することとなり、モスラとキングギドラの出演と相成った。

 かつて『ゴジラvsモスラ』企画当初時、金子修介監督はプロデューサーの田中友幸氏へ「ぜひメガホンを」と直談判したそうだが、既に監督は大河原孝夫氏が内定した後だったそうで、結局断念。9年後、平成ガメラ3部作を作り上げた金子監督の、念願のゴジラ映画初メガホン作品である。

 「戦没者の残留思念が憑依したゴジラ」「三体のヤマト聖獣」という大胆な設定と、「戦争」をテーマとしたストーリーは賛否両論となり、新シリーズでは低調だった興行成績も、併映の『とっとこハム太郎 ハムハムランド大冒険』と合わせて久々のヒット作となった。

(評価:★5)

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