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[あらすじ] トンネル(2001/独)

1961年から1989年まで、ベルリンの街を東西に分断していた壁。それに抗った人々がいた。水泳選手としてのキャリアを捨て西ベルリンに逃亡したハリー(ハイノ・フェルヒ)は、壁の向こう側に残してきた妹(アレクサンドラ・マリア・ラーラ)と再会したかった。彼の友人・マチス(ゼバスティアン・コッホ)は、逃亡の際に一人捕らえられた妻(クラウディア・ミチェルゼン)が気がかりだった。そして、フリッツィ(ニコレッテ・クレビッツ)は東側の青年団に所属する恋人を脱出させたかった。彼らが計画したのは、壁の真下に地下トンネルを通すこと。そして、愛する者たちを救うための闘いが始まった。[167分/カラー/シネマスコープ]
Yasu

実話の映画化(最初TVドラマとして制作され、それを劇場用に再編集したもの)で、ハッソ・ヘルツェルという人物によって1962年に掘られた「トンネル29」の話がモデル。この「トンネル29」の他にも同様のトンネルが10本程度作られ、合わせて数百人が西ベルリンへ逃亡したとされている。

なお、トンネル以外にも西への脱出法は数多くあって、車高の低い車で国境検問所(Checkpoint Charlie)のゲートを強行突破したり、荷物の中に隠れたり、小さな潜水艦を使ったりといった方法が伝えられている。これらの脱出法については、ベルリンにある壁博物館(Haus am Checkpoint Charlie)に資料が展示され、解説が付けられている。

(評価:★3)

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このあらすじを気に入った人達 (1 人)ねこすけ

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