[あらすじ] マジェスティック(2001/米)
主人公ピーター(ジム・キャリー)は脚本家。デビュー作がチャイニーズ・シアターで封切りされ、主演女優とは熱愛中。新車のメルセデスのオープンカーを乗り回し、絶好調で売り出し中だ。しかし、ハリウッドにはレッドパージ(赤狩り)の嵐が吹き始めていた。執筆中の脚本が「共産主義色が濃い」と反米活動調査委員会(レッドパージ実行組織)のブラックリストにのってしまったことから、会社は彼との契約を破棄。撮影所のオフィスを追われた彼は、失意のうちに一人で車を走らせていた。不運は重なり、偶然の事故で車は橋から川に落下。流れに呑まれてしまったピーターが海岸に打ち上げられたとき、彼は全ての記憶を失ってしまっていた……。
映画会社は『ショーシャンクの空に』『グリーンマイル』と合わせて「フランク・ダラボン監督の奇跡と感動の3部作、ここに完結」というコピーをつけているが、本作でダラボンは脚本を担当しておらず、監督・脚本だった前二作とはトーンが異なる印象も。ある意味ハリウッドメジャー色、商業作品色が濃くなっているが、主人公ピーター(ジム・キャリー)を海岸で発見する老人が、『ショーシャンクの空に』で老服役囚ブルックスを演じたジェームズ・ホイットモアであるなど、ダラボン・ワールドに誘う演出には一芸も見られる。
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