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[あらすじ] 縞の背広の親分衆(1961/日)

理由在ってブラジルに高飛びしていた昔気質のやくざ守野圭助(森繁)が20年ぶりに帰国した。守野は以前代貸しを務めていた大島組を尋ねるが世話になった大親分は既に亡く未亡人となった後妻のおしま(淡島)がひとり彼を迎えた。組は道路設計士となった長男良一(田浦)が組の守り神「大狸様」の取り壊しを進めていたり、長女万里子(団)が家出して花屋を経営していたり、それを博徒スモーキージョー(フランキー)が追いかけていたり、と転々バラバラの危機的状態。その上建設庁の悪役人が建設費の水増し請求を目論み新興やくざ組織(有島)をけしかけて来たもんでいよいよ大変。<東京映画(東宝)/91分/カラー/スコープ>
町田

当初予定されていた伴淳三郎の出演が突然キャンセルされたため以前の脚本が使用不能となり、撮影日毎に届く柳沢類樹の新脚本を、川島雄三が即興で演出、出演者もアドリブで応えた、という曰く付きの作品。 因みに「縞の背広の親分」とは戦後エノケンの喜劇や東京映画・宝塚映画などの文芸作品を手掛け、この前年に急逝した大プロデューサー滝村和男氏のことである。

(評価:★3)

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