コメンテータ
ランキング
HELP

[あらすじ] サラバンド(2003/スウェーデン=伊=独=フィンランド=デンマーク=オーストリア)

マリアン(リヴ・ウルマン)は、かつて夫であったヨハン(エルランド・ヨセフソン)を数十年ぶりに訪ねた。ヨハンの住む別荘の近くには彼の息子・ヘンリック(ボリエ・アールステット)とその娘・カーリン(ユーリア・ダフヴェニウス)が暮らしており、チェリストであるカーリンは音大を目指している。そして、カーリンの母親が数年前に亡くなっていることで、カーリンもヘンリックも大きな影響を受けているのだった。そんなある日、偶然マリアンと対面したカーリンは、自らの人生について心中を吐露しはじめる…。[112分/カラー/アメリカンヴィスタ]
Yasu

ファニーとアレクサンデル』の後、長らく映画監督業から身を引いていたイングマール・ベルイマンが、テレビ映画として撮った作品。フィルムを使わないハイビジョン(デジタル)撮影である。公開後、これが最後の作品となることを自ら宣言したベルイマン監督は、その後2007年に死去。本作が遺作となった。

ある結婚の風景』の主演ふたりが同じ役名・立場で登場し、(監督は公式に明言はしていないものの)続編のように見ることもできる。

なお本作は、カーリンの母親・マリア役として写真で登場する、ベルイマン監督の亡き妻イングリット・フォン・ローセンに捧げられている。

(評価:★4)

投票

このあらすじを気に入った人達 (0 人)投票はまだありません

コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のあらすじに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。