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[あらすじ] 嵐を呼ぶ男(1957/日)

人気ジャズバンドのマネージャー・美弥子(北原三枝)のもとに、国分英次(青山恭二)という青年がやってきた。彼の兄の正一(石原裕次郎)をドラマーに使ってほしいというのだ。正一は銀座でも有名な乱暴者であることを知っている美弥子はためらうが、美弥子の元恋人でもあるバンドの人気ドラマー・チャーリー(笈田敏夫)がいざこざで脱退したため、正一はみごと抜擢された。美弥子に惚れている音楽評論家の左京(金子信雄)のバックアップを、彼と美弥子との仲を取り持つという約束で取り付けた正一は、めきめきと成長し、やがて絶大な人気を獲得するに至るのだが…。[100分/カラー/シネマスコープ]
Yasu

本作は1958年の正月映画として公開されて大ヒットとなり、映画館の平均入場料が62円だった当時としては破格の3億5600万円の配給収入をあげた。あまりの盛況ぶりに、ある劇場では立ち見の客でドアが閉まらず、またある劇場では客の重みで床が抜けるという逸話まで生んだ。

石原裕次郎が歌う主題歌のレコードも、15日間で8万5千枚が売れるという大変なセールスを記録し、発売元のテイチクレコードでは他の新譜のプレスを中止して、全ての生産ラインをこのレコードに回したそうである。

後に1966年・1983年と2回リメイクされ、それぞれ渡哲也近藤真彦が主演した。1983年版は本作と同じ井上梅次が監督している。

(評価:★4)

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