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[あらすじ] 一心太助 天下の一大事(1958/日)

いつも通り活気溢れるお江戸の魚河岸。江戸の名物男、一心太助(中村錦之助)が出会ったのは幸吉(田中春男)という不幸な男。なんでも彼の愛する許婚を、奉公先である旗本が無理矢理に自分の側女にせんと企んでいるという。その旗本の名は天下のご意見番、大久保彦左衛門(月形龍之介)・・・。と聞いた太助は「親分、天下の一大事だ!」と一目散に彦左の元へ駆けつけたが、それは早とちりで隣家の川勝丹波守(進藤英太郎)のことであった。御城改築奉行という役職を笠に私腹を肥やす丹波守は、相模屋(原健策)と組んで隣の大久保家の庭地も取り上げて、そこに自身の別宅を建築せんと企んでいた・・・。(東映/91分)
AONI

中村錦之助主演の『一心太助』シリーズ第2作目。沢島忠の監督第6作目。アジア映画祭主演男優賞、京都市民映画祭監督賞、ブルーリボン大衆賞(中村錦之助)受賞作品。

タイトルバックである魚河岸シーンの、長い横移動ショットは圧巻。五百坪のステージを組み、朝露で魚河岸市場の屋根瓦が光ってるように見せようと、大道具スタッフが千枚余の瓦全部に油を塗って作り上げた苦心のショットである。クライマックスの御輿合戦シーンの迫力あるカットバックも必見。

(評価:★4)

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