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[あらすじ] 雷魚(1997/日)

昭和63年、まだ早い春の日。一度も見舞い現れない恋人に、病院の公衆電話から怨みつらみを告げる紀子(佐倉萌)の姿があった。そして、利根川沿いのある地方都市では、出産のため入院中の妻を顧みず朝からパチンコに興じる遊び人柳井(鈴木卓爾)と、若い女子店員に小馬鹿にされても何の反論も出来ないガゾリンスタンドに勤めるさえない中年男竹原(伊藤猛)の無気力な一日が今日も始まっていた。紀子は黒い下着を身にまとい心が離れかかった恋人を取戻すため、沼に大量の雷魚が群れる暗く湿ったその街を訪れるのだった。そして、これが女から男へ、男から女へと連なる深い傷と死の記憶の連鎖の始まりだった。(75分/カラー/ワイド)
(★4 ぽんしゅう)

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