１９０９年モーリスはケンブリッジ大学へ進学する。そして新しいキャンパスライフを満喫。友達の紹介でクライヴと知り合うが、ある日突然告白をされる。モーリスは友情感情ではなく恋愛感情だと知りクライヴを受け入れる。欲望に重圧が掛るモーリス。だがクライヴは魂が穢れるのを恐れプラトニックを望んでいた。

授業をサボり過ぎたモーリスは退学を命じられ家族の元に戻り株の売買の仕事に就く。その後もクライヴとはお互いの家族共々の付き合いをしていた。人目を盗み二人は清い交際を続けていく。しかし、リズリー公爵が同性の猥褻罪で逮捕された。クライヴは彼の証人として名を挙げられていたが自分の身を案じそれを拒否。次第に精神はボロボロに神経衰弱へと陥ってしまう。一方モーリスも自分は病気と思いつつ病院へ治療を求める。

クライヴは逃避するかのように電撃結婚をする。クライヴの家に招待されたモーリスはアレックという猟場番に出会った。しつこくモ−リスに話し掛けるアレックスを彼は下僕としか見ていなかった。ある晩、窓から忍び込むアレックスはモーリスが眠るベットに忍び込む。初めての触れ合いにモーリスは遂にアレックスと交わす事になる･･･。

窓の外を眺めるクライヴ夫妻。クライブの思考に笑顔のモーリスが浮かぶ。モーリスが幸せなのか？それともクライヴが幸せなのか？そんなお話です。