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[あらすじ] 銭形平次捕物控 人肌蜘蛛(1956/日)

江戸の大祭、神田祭の日。物語は3つの話で進む。1つは地元神田明神下に住む岡ッ引き、銭形平次(長谷川一夫)が数年前に手掛けた事件で捕まえた新吉(夏目俊二)が島抜けをし、事件関係者の一人が殺されたという知らせが来る。次は野州(下野しもつけの国=現栃木県)から出て来た焼き物(絵皿)師の弟子、新次郎(市川雷蔵)が街道で上総かずさ屋の寮から逃げて来たお絹(近藤美恵子)という女をかくまい、江戸へ同行する話。3つ目は・・・(まだまだ続きます)
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3つ目は、その数年前の事件時に平次が睨んだ通り、裏には大物たちが居り、彼らが再び集まるという話。それは祭りの世話人代表も務める豪商尾張屋(東野英治郎)、伊勢屋(東良之助)、板倉屋お連(入江たか子)、上総屋(沢村宗之助)と侍の松島(大邦一公)だった。「復讐に違いない」「次に狙われるのは誰だ?」と戦々恐々。

さて、新次郎とお絹は江戸に着いたが、祭りで宿はどこも一杯。自分は得意先で泊めてもらうとして、お絹だけは「布団部屋でも」と宿で無理を言い、聞いてもらった。絵皿を買ってくれる得意先は尾張屋だった。

物語としてここで役者が揃った。ここから話が動き出す。翌朝一番に新次郎が、昨日の宿に行くと、お絹は居なかった。というより、番頭も女中もそんな女は知らないどころか、あんた誰?と言う始末。一体どうなっているんだ?

そして、新次郎と一緒に事件解明に動き出した平次は、まんまと敵のワナにはまってしまう。平次危うし! 82分。

長谷川平次シリーズ 第10作。

(評価:★4)

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