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[あらすじ] 神弓 KAMIYUMI(2011/韓国)

1623年朝鮮。仁祖[インジョ]は、反対派を粛清して王位に就いた。その反対派の将軍の館が襲われた時、2人の子、兄ナムイーと妹ジャインだけが辛くも逃げ延びる。2人は、父の友人キム(イ・ギョンヨン)の邸に匿われる−父の名弓と共に。そして、13年が経ち1636年。後金が同年に国号を清と改め、朝鮮に兵を進めて来た。‘丙子の乱’だ。ナムイー(パク・ヘイル)は成人し、従者の荒くれ兄弟といつも過ごしていた。弓も上達し、曲射ち(矢が弧を描いて飛ぶ)も相当の腕前になっていた。ジャイン(ムン・チェウォン)も美しく成長し ていた。(まだまだ続く)
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そんな彼女に、キムの長男ソグン(キム・ムヨル)が結婚を申し込む。兄が反対する「俺たちは反逆者の子供だぞ。そんな子を、自分の息子の嫁にするなんて、奥様はいい顔をなさらないだろう」。ジャインは反論する「私はそうは思わない。ソグンも愛してくれているし、結婚するわ」。

結婚式の日。ナムイーは、妹へのお祝いに‘花靴(花柄模様の美しい靴)’をこっそり置いて、1人去っていく。裏山に行き、以前に射っていた矢を木から回収しようとした時、弓が震える。更に、ドドドと地鳴りが聞こえた。馬だ、軍隊だ。遥か向こうに、黄地に青龍の旗が翻る。清軍だった。清軍は怒涛の勢いで一気に城壁へ攻め寄った。

急いで下山しようとしたナムイーは、数騎の騎馬兵とハチ合せする。清の大将、弓の名手ジュシンタ(リュ・スンニョン)とその配下だった。森の小道の奥へ逃げ込んだナムイーを、1騎が刀を抜いて追いかける。少しして、騎馬は戻って来たが、その首を矢が貫いていた。「何と!追え―」。

・・・その後、城は落ちキムも奥様も殺され、ジャインとソグン、従者の兄弟は生き残った人々と共に捕虜として、連れ去られる。何とかジュシンタの手を逃れたナムイーは、妹を救う為に清軍本体を追う。が、その動きにジュシンタは目を光らせていた。122分

青龍映画賞最優秀主演男優賞、釜山国際映画祭(ブイル映画賞)最優秀撮影賞。他韓国の映画賞多数受賞。

(評価:★4)

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